僕のプロフィールに書いてある「APacCHRIE 日本代表」って何?という質問が寄せられているので、これに今日は答えていきたい。
APacCHRIEとは?
APacCHRIEとはAsia-Pacific Council on Hotel, Restaurant, and International Education の略称。2002年にHong Kong Polytechnic UniversityのKaye Chon教授によって設立され、Hotel/Restaurant ManagementやFood Service Management などの科目を提供する専門学校・大学・大学院を支持する国際組織。現在、アジア太平洋地域に属する18の国や地域の大学や専門機関の代表などで構成されている。
「CHRIE」という組織は大きく分けると、アメリカ・ヨーロッパー・アジア太平洋 の3つのエリアに存在し、APacCHRIEはそのアジア太平洋エリア担当。
Tourism・Hospitalityに関する大きな国際組織は、他にPATA (Pacific Asia Travel Association)やTTRA (Travel and Tourism Research Association)などがあるが、Hospitalityに一番特化しているのはCHRIEだろう。
APacCHRIEのBoard Memberは、前プレジデント、現プレジデント、秘書、会計、それぞれのディレクター(教育・メンバーサービスと開発・マーケティング・ネットワーキング・リサーチ)、エリア統括(東日本・東南アジアなど)、そして各国の代表(1名ずつ)から構成される。Board Memberは会員がそれぞれのネットワークを作り、アジア太平洋地域のTourism & Hospitality 教育の質を上げるサポートをする役割を持つ(現在のBoard Memberの一覧がこちら)
APacCHRIEの会員メンバーになることで、まず手に入れられるのが「国際ネットワーク」。日本だけでは作れないネットワークがこの組織を通じて作れ、新しいコラボレーションの機会や知見なども得られる。
また、毎年アジア太平洋地域のどこかの国で国際カンファレンスが開催されることや、現在はコロナ禍ということもあり、webinarも積極的な活動として行っている(例:Asia Pacific Hotel Industry Update: Complicated Recovery Scenarios and Opportunities for Research, 18 Feb, 2022). 最近、参加する日本人の先生も少しずつ増えてきているなぁと肌で感じる。
僕がどう「日本代表に」なったのか?
僕が当時のプレジデント (Peter Kim教授)にAPacCHRIE日本代表として迎えられたのは2018年(それまで、APacCHRIEには2002年の創立時から日本代表がいなかったらしい)僕が博士号時代に参加したキャンベラの国際カンファレンスで出会い、その時の繋がりのおかげで、抜擢された。
現在、日本代表として、年に2回のBoard Meeting(1月・6月)に出席したり、APacCHRIEの普及活動などを行っている。そのうち日本での国際カンファレンスも行うことがあるかもしれない。
20th APaCCHRIE Conferenceのお知らせ
最後に、5月にマレーシアのSunway Universityがホストとなり、開催される20th APaccHRIE Conference宣伝をさせてもらいたい。大学教員・職員、企業人、学生問わず様々な知見が学べる場所になっているので、興味のある方はぜひ参加を!
日時:2022年5月23日〜25日
場所:完全オンライン
参加費:MYR420 (100アメリカドル程度:参加者のタイプにより違いあり)
キーノートスピーカー:Catheryn Khoo, Jeffery Sachs, Stephen Pratt, Susanne Becken, T.C. Chang, and Yuhanis Abdul Aziz
連絡先:apacchrie2022@sunway.edu.my(英語のみ)
Website: https://pheedloop.com/apacchrie2022/site/home/