ミライへのタネ
-Pay it Forward-
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「自己紹介」の難しさ

みなさん、元気ですか?

毎日のように雨だったり、嵐だったり、急に暑くなったりと大変な日々です!

いくつかの地方はすでに梅雨明けしたみたいで、ギラギラの夏がもうそこまで迫っています!

さて、今回のトピックですが、「自己紹介」についてです。

みなさん、最後に「自己紹介」をしたのはいつですか?

実はこの間、CAPTxCHANNELで僕の「自己紹介動画」を作ることになって、四苦八苦していました。

「自己紹介って・・・どうすればいいんだっけ?」と。

(ちなみにCAPT x CHANNEL、長らくお待たせしていますが、現在いくつかの動画はすでに撮り終えており、7月半ばくらいからは徐々にアップしていけそうです。)

普段の自己紹介・・・企業の方にお会いするときは、名前、大学名、専門科目を話すくらいだし、カンファレンスで他の先生たちとお会いする時には、それに自分の国名や研究エリアを入れるくらい。

30秒もかかりません。

自己紹介が終われば、あとは「雑談」の中でお互いを少しずつ知っていくような感じです。

でも、今回「動画で5分間の自己紹介をする」となったとき、5分間も何を話していいのかわからず困りました。

普段のクリップであれば、CAPTxHIROのメンバーが台本を書き上げるのですが、僕の自己紹介は僕しか知らない情報の中から話さないといけないので、今回は自分で台本を作ることになりました。

「見ている人が、自分のことをわかってくれるように」かつ「独りよがりになり、聞き手を飽きさせないように」自己紹介をするにはどうすればいいのか。

我々は、様々なところで自己紹介をする機会があります。その内容も場面によって変わってきます。

友人に自己紹介をする時、就活で自己紹介をする時、取引先企業の人に自己紹介をする時・・・そして講演会やYouTubeなどで自己紹介をする時。

たかが自己紹介、されど自己紹介。自分の第一印象をめちゃくちゃ左右します。

学生の皆さんにとっては、「自己紹介」は今後就活などで自分をアピールする非常に大事な「ツール」です。

就活マニュアルに書いてあることだけ話しても、内容が周りと全く一緒になり、面接官には「その他」として扱われます。

僕も、AO入試や奨学金の面接官をしていて思うことです。

「この応募者は・・・何を伝えたいんだろう・・・」

今回、改めて感じた「自己紹介」の難しさ。

今回、改めて感じた「自己紹介」の難しさ。

ということで、今回はそんな四苦八苦した結果、CAPT x CHANNELにて撮影した僕の自己紹介動画の中から、一部抜粋(編集)して台本内容をご紹介したいと思います。

さて、いきましょう!

名前

まず、名前は「HIRO」です。

僕を知っている学生、職員、企業の方々からは、「Hiro先生」「Professor Hiro」「Captain」などと呼ばれています。

皆さんにもそのように呼んでもらえると嬉しいです。

職業

現在、『立命館アジア太平洋大学』、通称APUの国際経営学部で准教授をしています。

APUは大分県別府市にあり、2022年現在、約5500人規模の大学です。

そして、その半分が外国人留学生・外国人教員で構成されています。

常に75〜85カ国・地域からの国際生(留学生)を受け入れており、全ての科目が英語・日本語の両言語で開講される、国際色豊かなキャンパスが特徴です。

そんなAPUで僕は以下を教えています。

  • 組織行動論
  • サービス・マネジメント
  • ヒューマンリソース・マネジメント

基本的には英語で教えているのですが、日本語で教えている科目もあります。

出身・来歴

出身は宮城県・気仙沼で生まれ、仙台で育ちました。

もともと海外へ興味があったこともあって、今までに、以下の国々で生活をしてきました。

  • 高校の時にアメリカ(フロリダ)
  • 大学在学中にカナダ(トロント)
  • 大学を卒業してからロシア(トムスク)
  • 修士号と博士号を取得しにオーストラリア(ブリスベン)

そんな、様々な国々での生活を経て、2016年の秋に日本に戻ってきました。

また現在は「APacCHRIE」という、「ホスピタリティ学術界」の国際組織にて、日本代表も務めています。

専門

専門は「ホスピタリティ業界における組織心理学・組織行動論」

研究テーマは「従業員が、心身ともに健康に働き、かつ企業がパフォーマンスを上げることができる『職場環境』を実現する方法について」です。

というと堅苦しく聞こえるので、もう少し簡単に言わせてください。

皆さん、「組織」って何か知っていますか?

我々は、幼稚園の時からずっと何かしらの「組織」に属しています。

運動会の時のチーム、中学・高校の部活、大学のサークルやバイト先、そして大人になってからは会社や企業。

皆さんは、そういった集まりの中で以下のように思ったことはありませんか?

  • 「あれ、このチームすごくイキイキしているなぁ・・・僕も/私も頑張ろう!」「このチームにずっといたい!」
  • 「あれ、このチームすごくギスギスしているなぁ・・・いづらいわぁ!」「心も体もボロボロだよ・・・もうこのチームからいなくなりたい」

「良い組織」は偶然にできるものでも、一朝一夕でできるものではありません。

日本でも、女性がどんどん社会に出てきて、今までの組織の構造や雰囲気も変わってきています。

そして、高齢化・少子化に伴い、これからどんどん「外国人労働者」が増えていきます。

そんな中、「組織において、あらゆる人が心身ともに健康に働けること」

結果、「組織としてパフォーマンスを上げられること」

それをどのようにしていけばいいのか。

まだ答えは全然出ていません。

「働き方改革」「健康経営」などという言葉も、出てきたのは、ほんの数年前です。

残念ながら、たくさんの企業がまだその言葉の「本当の意味」を理解していません。

いかに今後テクノロジー化が急速に進んでいくとはいえ、それらを扱うのは「ヒト」です。

「生産性」「売上」や「効率化」ばかりを求めてきた日本・・・悪いことではありません。

ただ、これからの時代「それだけ」を求めていると優秀な人材確保は不可能になります。

なぜなら、優秀な人材ほど「ワークライフ・バランス」がとれる企業を選ぶからです。

そして、優秀な人材を確保できない企業は衰退していきます

自分自身を含め、社会のみんなが「心も体も健康に、ハッピーに、生き生きと仕事ができ、パフォーマンスを出していけたら」という願いもあり、このテーマで研究をしています。

そして、特に女性や外国人労働者が急増している「ホスピタリティ業界」に注目して、この研究を行っています。

趣味

これに関してはCAPT x CHANNELにてのお楽しみにしたいと思いますので、今回は割愛します!

まとめ

今日は「僕」はどんな人物なのかということを少しお話ししました。

正直、今回「会話でする自己紹介」よりも「一人でする自己紹介」・・・難しかったです。

何をどう伝えたら、聞き手は自分のことをもっと知ってくれるのだろうと思いながら、今回のクリップでは名前、職場、出身・来歴、専門、趣味の5つに絞り、お話をさせていただきました。

おわりに

と、こんな感じで自己紹介動画撮ってみました。

なんだかんだで、計8分くらいになり、今までは公開してこなかった僕の昔の写真などもふんだんに入れています。

お宝写真満載です!

今回の動画撮影を終えて思ったのが、自分の自己紹介の「テンプレート」をいくつかの場面で使う用に2〜3パターン持っていると、非常に効率よく初対面の相手に自分を伝えることができるということ。

というのも、パッと思いつきでの自己紹介は、話すべき内容や、伝え方、アピールポイントがうまく出てくることはあまりありません。大体、うまく伝わっていません。

結果、相手に印象がうまく残らず、覚えてもらえなかったり、「その他」として扱われてしまったりすることになってしまいます。

これからの時代、今までとは違い、グローバル化やサービスのイノベーション化などで、「業界の垣根」が曖昧になってきます。

皆さんが勤めている企業も、国内では有名かもしれませんが、海外の人や他業種の人にとっては全く無名の企業の可能性も高いです。

自分が勤める「企業」の看板だけでは、アピール・差別化が難しくなってくる時代になります。

今後あなたが成功する上で、いかに「自分」をうまく売っていけるかが重要になってきます。

セルフ・ブランディングの一貫も兼ね、僕と一緒に「自己紹介のスキル」を磨いていきましょう!

それでは今日も良い1日を!

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