ミライへのタネ
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PROF'S LIFE

Reference Letterの効果的な頼み方?

Reference Letter・・・どう頼んでますか?

“Reference Letter”

これ・・・日本語で何ていうんだろう。言い訳だけど、海外が長かったので、まだまだ日本語で知らない言葉がいっぱいある。今後もこういうの出てくるのでご容赦を!

Google直訳だと「身元保証証・身元保証書」って出たけどなんかそれとも違う。僕が言いたいのは、みなさんが新しい仕事に応募する時や、大学院などにアプライする時に自分のことをよく知ってる前職の上司や大学時代のゼミの先生に「一筆」書いてもらう手紙のこと。英語だとReference LetterとかLetter of ReferenceとかLetter of Recommendationとかいう。今日は、これをお願いする立場の人へ向けて、アドバイスを送りたい。

Reference Letterの目的

そもそもこのReference Letterって、雇う側や(大学院生)などを受け入れる大学にとって、「(書き手である)私は、この応募してきている人物をよく知っており、あなたの企業や大学にとって素晴らしい人材になると思うので、推薦します」「何かこの応募者に対して聞きたいことがあれば、喜んで情報提供をするので、ぜひ連絡してきてください」的な意味合いを示すもの。

僕も今の大学に来て、多くの学生からこのReference Letterを頼まれてきた。「以前にXXXXの科目を取らせていただきました、私は色々なことを学びました。私はXXXXXの課外活動やYYYYも授業外で行ってきてます。今回XXXへ進学したいので、Reference Letter書いていただけませんか?」的な・・・。こういうメールをもらった時、優しく思いやりのある先生は「もちろん」だろうけど、僕としては・・・

「なんで?」

残念ながら、今まで僕にReference Letterを頼んできた多くの学生は、「就活や大学院進学に必要だから自分が覚えてる先生もしくは頼みやすい先生に書いてもらおう」的な態度の人が非常に多かった。これは使いまわされたことがすぐにわかるメール文章や、頼んでくる理由内容ですぐにわかる。

それを感じた瞬間、僕だけではなく限られた時間、さまざまなプロジェクトや仕事に携わり、生産性を爆上げしないといけない状況の中で日々戦ってる人にとっては、即「NO」の二文字しか出てこない

どう頼めば効果的!?

ここにある問題は二つ。

一つ目は、頼んでくる本人が、何でその人(先生)にお願いするのか全く考えられてない

それが頼む側の「姿勢」や「メールの内容」に直に現れる。結果「熱意がない」っていう捉えられ方をされてしまう。

人に何かを頼むとき(特に立場が上の人に頼む時)「なぜその人じゃないといけないのか」ってその人が納得するように言えなかったら、まずその人は動かないと思った方がいい。

それにReference Letterを頼む学生は、今後就活とか大学院進学を目指し「なぜ自分はそこに入りたいのか」って他のライバルより上手く言えないといけない。Reference Letterを頼む相手にそれが伝えられずして、どうやって「本番」で上手く伝えられるのか。リハでできないことは、本番でできない。

二つ目は、Reference Letterを手に入れることだけを目的にしている「それが手に入ったら提出物のチェックリストが埋まる」という思考で完結してる。

それこそReference Letterをお願いするメールを書くっていうことは、「その人だからこそ書いてもらいたい」っていうことをしっかりと考え、文字にする練習になる。上に述べたこととリンクさせると、これが「リハ」になる。

このリハという経験を積んで、実際の「本番」で「その企業・大学院だからこそ自分は入りたい」っていうのを上手く言えるようになる。

今後に必要なスキルアップのために・・・

今後の日本では、高齢化・少子化に伴い、外国人労働者がどんどん増えていく。その次に待っているのが、今までにない「人材競争社会」。そして、ジョブ型なんて言われるように、今後は「属」してればいいという時代は終わり、「個」で戦う力が重要になってくる。

その中では、自分の想いを上手く言葉にし、相手が納得するように伝え、相手を動かすスキルというものが非常に重要になる。そして、ひとつひとつの日々の行いを学びと捉えて、その小さい行いがどのように大きな行動へつながっていくかということを考えて動いていくことが成功への道筋になる

ベストセラーにもなったエッセンシャル思考(グレッグ・マキューン著)第18章にも書いてあるように、本質的なものは何なのかを見つけ、その行動を無意識レベルで習慣化し行うことで、人は大きな成果を生み出せるようになる

ちょっと長くなったので「じゃあReference Letterに関して自分はどうしているか」ということに関しては、まだ別な時に書こう。

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