ミライへのタネ
-Pay it Forward-
PROF'S LIFE

「大学教員」という仕事

『大学の教員の仕事』ってどんなイメージがありますか?

大学の教員

僕も自分が学生の時や企業で働いてた時はこの「アカデミック」という世界は「未知の世界」だった。組織的な部分もあれば、組織でない部分もある。個人事業主的なところもあり、そうでもない部分もある。時に属する大学のために働き、時に国内・国外の別の組織のために働く。一言で言うと「よくわからない世界

ということで、今日はアカデミックではない人に簡単に「大学教員」という仕事をお伝えしたい。

オーストラリアの大学でこのキャリアを始めた時は、「このアカデミックという職業には基本的に3つの仕事があり、我々はそれを全てこなしてこそ、仕事をしていると言える。」とよく言われた。

主な3つの仕事

その3つとは・・・「教育」「研究」「行政」(この他に国際組織の役員などの「学外業務」的なものも入ってくる)その先生やポジションによっても違うけど、大体でフルタイムで働く教員はこの3つ全てを行うことを求められる。僕の友人の先生がいるスウェーデンとかでは自分の仕事のMaxを100%として、それぞれの先生に教育・研究・行政で%が付けられているらしい(教育30%、研究40%、行政30%のように)

やりがいとチャレンジ

そもそも大学や学部が強制的に各教員に「%はXXXをやってください」と言われればそれに従うしかないわけだけど、それ以外は自分で決めなくてはいけない。うちの大学においては、各教員が担当する授業のコマ数は決まってるので、それ以外の研究と行政は自分たちで決めることになる。僕の場合は学外での仕事(International Organisationの役員とLocal Communityとの仕事などが入ってくる)ので、そちらも考えながら時間という有限なリソースをうまく使っていかないといけない。特に文科省などからの研究費をたくさんいただいている現在は研究にだいぶ時間を割かなくてはいけない。

いつも思うことだが、3足のわらじを履きながらWork-life balanceを考えるのは簡単なことじゃない。そして、この仕事は忙しくしようと思えば、どれだけでも忙しくなる(大体僕も僕の周りの同期も常に120%のキャパで働いてる感覚)。

でも、この仕事は自己成長・社会貢献を価値観におく僕にとって、すごく面白い仕事

今日は触り程度だけど、今後このBlogのテーマの1つでもある「大学の教員の仕事」をみんなに知ってもらうためにも、少しずつアップしていこうと思う。

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