皆さんこんにちは!
前回の記事で、今年度の目標の1つに「専門性を高める」というお話をしました。
何かを効率よく学ぶには、何かを勉強し、それをアウトプットするのが一番の近道。
ということで、このミライヘのタネでも、僕の学んだことを少しずつ皆さんに紹介していこうと思います。
前提として、難しい単語はできるだけ使いません!
誰でもわかりやすいようにWell-beingや後々Diversity & Inclusion Managementなどに関して、皆さんの生活に関わりのあることからお話ししていければと思います。
また、あえて「日本における」という前提でお話ししていこうと思っています。
というのも、この記事を読んでくれる方はほぼほぼ日本人か、日本で働いている外国人か、日本に興味のある外国人です。
その読者に「オーストラリアにおける」とか「アメリカにおける」という話をしてもしっくりとこないでしょう。
自分がいる環境、そして自分が興味のある環境に関して情報を吸収するからこそ、皆さんにとってメリットのある内容になると思っています。
これらの記事を通して、皆さんの生活が少しでも豊かになれればと思います。
キャッチフレーズは「Stay Healthy, Live Better」です!
初回のテーマは「ストレスとは?」です。
それでは行きましょう!
ストレスとは何か?
「ストレス」とは、我々の生活の中で起こる「様々なイベントからの圧力」に対する私たちの心と体の反応です。
ヒトというのは元来、動物と同じく、常に危険に晒されてきた生き物です。
獣に命を狙われることもあったし、食べ物が手に入らない時期もあった。
嵐が来れば住居が壊されることもあったし、食べ物を盗まれることもあった。
そんな中で、迅速かつ効率的に行動するには「このままではヤバいよ!」というメッセージを発する一種の「警報システム」のようなものが必要でした。
その「ヤバいよ!」という信号を脳が感じ、そして心身が反応する。
この反応が「ストレス反応」として理解されるようになりました。
集中しなければいけない時、気合いを入れないといけない時、このストレスは必要不可欠です。
しかし、このストレス状態に長く晒されていると、心も体も正常に反応しなくなります。
特に、現代における日本の職場環境では、長時間労働が当たり前で、この警報が少し頻繁に鳴りすぎることがあります。
考えてみてください・・・サイレンがずっと鳴り響いているところで1日中過ごさなくてはいけない状況。
頭がおかしくなりますね。
そこで、このストレス状況を脱することが必要になります。
リセットするチャンスがなければ、この絶え間ない警戒状態は不眠症から心疾患に至るまでの深刻な健康問題につながることがあります。
この「リセットする行為」もしくは「警報の強度を小さくする行為」がストレスマネジメントです。
ストレスの影響
そんなストレスですが、メディアで一方的に「ストレス=悪」というイメージが作られていますが、実際は違います。
ストレス自体は悪でも善でもなく、先ほど述べたように「何かの刺激に対して起こる心身の反応」。それ以上でもそれ以下でもないです。
そして、このストレスは、我々の心身にプラスにもマイナスにも働くことが近年の研究でわかっています。
ポジティブな側面として、ストレスは、私たちの集中力を高め、モチベーションを増し、問題解決能力を向上させるのに役立ちます。
特に日本のような要求の高い環境で、これらのポジティブな側面をどのように利用するかを理解することは、ストレスを敵から味方に変える鍵となります。
一方で、ストレスは燃え尽き症候群(バーンアウト)や健康問題を引き起こし、生産性や創造力を低下させます。
最悪の場合うつ病や自殺まで引き起こしてしまいます。
よって慢性的なストレスは我々を極堂に消耗させ、明確に考え、正確な判断を下すのを困難にします。
日本の職場におけるストレスの考え方
では、なぜストレスを管理することが重要なのでしょうか?
簡単に言えば「心身ともに健康に生きるため」です。
そしてその先にある「幸せ」を手にいれるためです。
しかし現代の日本では、集団の職業倫理が非常に強いため、ストレス管理を後回しにするケースが多く、以下のように考えられてしまうこともあります。
ストレス管理をしている=余裕がある=もっと仕事ができるはずなのにサボっている
あたかも、ストレス状態にいないことが「悪」のように考えられています。
特に団塊世代や企業戦士として仕事をしてきた方々、そして現在30代後半の人にはこのような意識を持つ傾向があります。
(実際、僕も数年前までこの考え方の傾向を持っていました)
でも覚えておいてください。
その時正しいと信じられていたことが、今も正しいというわけではないということ。
時代とともに価値観を変化させる必要があるということ。
でも「言うは易し、行うは難し」ですね。
とはいえ現代は、ストレス状況にいることを我慢する時代ではなくなってきています。
(例えば、芸能人の方々が「休養を取る」って、10年前までありました?)
かといって、ストレスを完全に拭い去ることは不可能です。
だからストレスとうまく付き合っていくことが大事になるのです。
研究でも明らかになっていますが、効果的にストレスを管理することは、職場でのパフォーマンス向上、健全な人間関係の構築、そしてより良い生活の質へとつながります。
ストレスと付き合っていくために
日本でストレスとうまく付き合っていくにはどうすればいいか?
これには様々なことを理解しないといけません。
独特の文化、社会的規範、世代交代、単一民族性、不安定な時代背景・・・。
その上で「自分に合った方法」を確立していく必要があるのです。
十人十色の中、「これさえすればあなたはストレスとうまく付き合っていける」というような謳い文句は基本「ウソ」です。
そんな魔法みたいな方法があれば、今頃全ての人が幸せになっていることでしょう。
僕はこのブログにおいて、みなさんの日常生活で役に立つ実用的な「ストレスとの付き合い方」を紹介していければと思います。
マインドフルネスの技術からエクササイズ、そして日本の特異な職場環境でうまくやっていく方法など「ストレスとの付き合い方」に関するあらゆることを取り上げながら発信いくつもりです。
そして、最終的には読者のみなさんが、自分で「ストレスとの付き合い方」をカスタマイズしていってもらえればと思います。
僕も色々と試していく中、自分なりの「ストレスとの付き合い方」を確立していこうと思っています。
みなさんも、一緒にそれぞれの「ストレスとの付き合い方」を作っていきましょう!
ということで、今回はストレスに関して簡単にお話をさせていただきました。
これからもこのテーマで色々と記事をアップしていけたらと思いますので、よろしくお願いします!
ほんでまず!