ミライへのタネ
-Pay it Forward-
PROF'S LIFE

2024年度の抱負

みなさんお久しぶりです!

最後の投稿が昨年の5月27日だったので、ほぼ1年弱ぶりの投稿ですね。

そしてもう2023年度も終わりです!時が経つのは本当に早い!

2023年度は何度も新しい記事を書こうと思ってはいたものの、色々なことが重なり、なかなか書くことができませんでした。

それ以上の言い訳は言いません!

ところで、2023年度後半は大学の「サバティカル制度」という研究専念制度を使い、6ヶ月ほど大学業務から離れていました。

この制度ですが4〜5年に一度利用可能で、お給料はそのまま、全ての大学内業務および講義から解放され、その分研究や自分の勉強に時間を使えるというものです。

今回は昨年の10月〜今月までその期間をいただきました。

(すでに次のサバティカルが待ち遠しいです!)

2016年9月にオーストラリアから日本に拠点を移してから今回のサバティカルまで、しっかりとした休みという休みをとったことがなく、全力で走り続けてきました。

今回のサバティカルは、ゆっくり考える時間もあり、自分にとって人生やこれからのことを見つめ直すためのいい機会になりました。

Newsでも少しずつ情報はアップしていたのですが、8月から日本全国をまわっており、ほぼ家にいませんでした。

そしてオーストラリアへも1月〜2月に1ヶ月ほど「帰郷」してきました。

そんなこんなの2023年度でしたが、今回の記事では「2024年度の抱負」をお伝えしたいと思っています。

2024年度の抱負3本柱は以下です。

  1. 自分の専門知識をより高める
  2. ビデオグラフィー(映像制作)を仕事に取り入れる
  3. 海外とのネットワークを強化する

1. 「自分の専門知識をより高める」

サバティカル前まで(いわゆる「若手」と呼ばれる時代)は、経験値を積まないといけないため、様々なプロジェクトに従事してきました。

だいぶ「あれもこれも」をしてきました。

結果、色々な経験を積むことができましたし、自分の専門分野以外のことも多く学べました。

しかしながら、トピックの違う様々なプロジェクトに従事することで「自分の専門分野」への掘り下げがあまりできずにいたことも事実です。

やはり僕の仕事(役目)であり、僕の目標は「スペシャリスト(専門家)になること」なので、これからはある程度自分の専門性を高められるプロジェクトに絞って活動をしていきたいと思っているところです。

僕の専門は「組織行動論」という分野ですが、その中でも(今メディアでも少しずつ聞かれるようになりましたが)Well-being、そして国籍や背景が異なる人たちがいかに一つの組織でうまく働けるかというDiversity & Inclusion Managementに関して掘り下げていきたいと思っているところです。

どちらも今後の日本にとっては非常に重要なトピックになります。

2. ビデオグラフィー(映像制作)を仕事に取り入れる

このサバティカル中に、研究プロジェクトにおいて「映像作成(ビデオグラフィー)」を本格的に始めることになりました。

簡単に言えば、「フォトグラフィー」は写真撮影・制作を扱うものに対して、映像撮影・制作を「ビデオグラフィー」と呼びます。

このビデオグラフィーのために必要な様々な機械も入手し、自分でもだいぶ映像制作に関して勉強しました。

そのスキルを今後さらに高めていきながらも、現プロジェクトはもちろんですが、今後は他のプロジェクト、そしてゆくゆくは自分の仕事全般(講義やその他の業務)に取り入れることを検討しています。

なぜ「映像」なのかと思われる方もいるかもしれません。

その答えは、「これからの時代になくてはならないスキルだから」です。

我々が社会生活をする上で「人にうまく自分の意思や物事を伝える」ということは必須です。

人類が生まれ、集団生活をするようになってからこの「人に伝える」という重要性は変わっていません。

ただ、その伝える方法は時代とともに変わってきていると思っています。

弁才・文才という言葉があります。

それぞれの国の識字率が上がるまでは、聴衆の前でいかに言葉をうまく使って伝えることができるかということで「弁才」という言葉がありました。

そして、誰もが文字を読めるようになり、文字文化が定着したのちに、いかに文字をうまく使って伝えることができるかということで「文才」という言葉が生まれました。

今はどうでしょう?

様々なメディアがすでに文章から映像に置き換わっています。

どのSNSを見ても、動画(ショート含む)が物事を伝えるという手段の主体になっています。

映像を通じて物事をうまく伝えるスキルや才能をなんと呼ぶのかわかりません(映像才?)

しかし、これからはいかに映像をうまく使って物事を伝えることができるかということが大事になってくる世の中であることは間違いありません。

そんな中、周りでしっかりとしたプロフェショナルな動画を作れる人はどれだけいますか?

様々な企業でも動画の重要性はますます高くなっていますし、これらを外部の企業に委託するのではなく、内部で作れるようにする動きがあります。

しかし、それを「今いる人材」の中でどれだけの人ができますか?

僕の周りではほとんどいません。

資金が豊富にある大企業なら動画が作れる人をわざわざ雇用することもできます。

しかし日本の企業のほとんどが中小企業、そして少子化により雇用がどんどん難しくなる中で、「今いる人材」がリスキリングなどをしながら、映像を作っていくことが企業レベルで必要不可欠になります。

個人レベルでもどんどん副業やフリーランスが増えている中、自分や自分の商品を動画にて宣伝するスキルが今後はますます必要になってきます。

これをいかにしていくか。

それを考えた時、僕も今回研究という入口から映像制作を始めましたが、このスキルをどんどん上達させ、仕事や研究に活かしていこうと思っています。

3. 海外とのネットワークを強化する

今回4年ぶりに第二の故郷であるオーストラリア・ブリスベンに帰郷しました。

今回はサバティカル中ということもあり、1ヶ月という比較的長い滞在時間を設けることができたので、様々な友人や同僚と会う機会を設けることができました。

不思議なものですね。

4年間、コロナ禍ということもあり、オーストラリアに足を運ぶ機会がなかったのですが、ケアンズ空港に着いて、外に出た瞬間・・・

日本で過ごした時間が無かったかのように、「あの頃」に頭が戻っていました。

まるで、オーストラリアに住んでる自分が日本に一時帰国して、オーストラリアに戻るような感覚ですかね。

そしてブリスベンやゴールドコーストの友人や同僚たちと話をして思ったこと。

今後の視点を「日本国内」から「海外」にもう一度移す必要がある。

日本は素晴らしい国です。

海外にずっといたからこそ日本を客観的に見ることができます。

ただ、日本の未来は人口的にも、制度的にも暗いと思っています。

また、日本をうまく海外に発信できる日本人がどんどん少なくなってきていると思います。

それは言語の問題もあるし、3年以上の海外留学・海外生活経験者が増えているとはいえ、日本に戻ってきてからその経験をうまく使えずにいる人が大半なのではないでしょうか。

僕も海外に出なかった4年間は国際大学で一応英語を使いながら仕事をしたものの、マインドセットが「国内(内側)」を向いていました。

でも、今回オーストラリア帰郷で思ったのが、国内のことを頑張るのは僕じゃなくていい

僕は10代の時からアメリカ、カナダ、ロシア、オーストラリアなどの国で長く生活をし、様々な海外の人たちといろいろな挑戦をしてきました。

そして、海外の人たちとグローバル・スタンダードで何かをすることが可能なバックグランドを形成してきました。

それがありながら「日本国内」に注力するのは違うな・・・と。

こういった言い方をすると誤解されるかもしれません。

しかし、僕が言いたいことは以下です。

僕は「国内に特化」している優秀な人が国内へ注力すればいい。

そして、「海外に特化」している人が海外へ注力すればいいという考えです。

「国内・国外どっちもやればいいじゃないか?」という人もいるでしょう。

でも、それはマルチタスクをやってることと一緒であり、人には限られた時間とマルチタスクが苦手という生物学的な限界があります。

自分の強みがわかっている。そして限られた時間という壁がある。

それを考えた時に、自分はもっと「海外(外側)」へベクトルを向けるべきだと思いました。

そして、今後は何よりも自分の持つネットワークがものをいう時代になってきます。

いかにAIが発達しても、自分に仕事をくれるのはヒトです。

いかに様々な技術が発達しても、自分が人生を歩んでいく中で必要不可欠な人はヒトです。

オーストラリアで暮らしていた頃、様々な人と出会いました。

その出会いはかけがえのない濃いものばかりだったので、今もその人たちとはずっと繋がっています。

今後は、今あるネットワークをベースに様々な国の新たな人たちと繋がっていくようなアクションを取りたいと思っています。

さいごに

今回は、2024年度の目標ということでお話しさせていただきましたが、思ってたよりもだいぶ長くなってしまいました。

正直これら1つ1つ目標でそれぞれ記事を作ることもできましたが、あえて全部語らせていただきました。

というのも、この3つをベースにした1つの人生プロジェクトを2024年行おうと思っているからです。

これに関しては、また別の記事でお話ししましょう。

それでは、2024年度も皆さんにとって素敵な前向きな年度になることを祈っています!

ほんでまず!

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