ミライへのタネ
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カーテレワークのすすめ(前編)

みなさんお元気ですか?

だいぶ暖かくなってきましたね。心なしか雨の日が増えてきたような気がします。

ちまたではもうすぐゴールデンウィークのようですが、みなさんのご予定はいかがでしょうか?

毎年のことながら、うちの大学はカレンダー通りではないので、ゴールデンウィークでも講義があります。

なのでバリバリ講義をしたいと思っています!

さて、以前の記事でこんなことをお伝えしました。

大学のオフィス(個人研究室)とホームオフィス以外で働ける場所を作ることで、フットワークを軽くし、どこでも働ける状態にしたい。

そうすることで、自分のWell-beingを高めながら仕事もプライベートも楽しんで行けるようにしたい

そこで、今回は僕が最近始めた「カーテレワーク」というものについてお話をしていきたいと思います。

カーテレワークを始めたきっかけ

そもそも「カーテレワーク」というのは、何か。

みなさんの中には、コロナ禍で「リモートワーク」や「テレワーク」を実践した人もいるのではないでしょうか。

それは基本、いつも通っている会社ではなく、自宅に働ける環境を作り、そこで働くというもの。

一方で、僕が定義する「カーテレワーク」というのは、自宅ではなく車の中をオフィス化し、そこで働くというものです。

なぜ僕がこれを始めたのか。

時は遡り・・・。

最初は「車」ではなく、都会の方々がしているような「カフェ」で仕事をするということを考えていました。

そして、別府市内や隣町のありとあらゆるカフェを探しまくりました。

そしてわかったこと。

  • 別府にあるチェーン店のカフェはすでに学生で溢れかえっている
  • チェーン店以外のカフェは「勉強・仕事をする」雰囲気のカフェではなく、そんなことをしていたら怒られそうな感じの「ザ・カフェ」のようなものである

結果、カフェで仕事をすることを諦めました。

「どうしよう・・・」と考えていたところ、閃きがありました。

今年に入ってから出張が多くなり、飛行機や新幹線に乗る機会が急に増えたことで、移動中にパソコンで仕事をすることが増えました。

これを日頃の働き方に応用できないか・・・。

そこで「カフェがなければ、車で仕事をしちゃえばいいじゃない」という結論に辿り着きました。

これを周りに言うと、大体の反応は・・・「は?(笑)」でした。

でも、車の座席というものは、膝上テーブルさえ用意してしまえば、飛行機や新幹線の座席となんら変わらないものです。

逆に、飛行機や新幹線よりもシートが良かったりします。

また、「仕事に使えるカフェ」は無いけれど、別府や大分にはたくさんの「自然」があります。

海、川、山、温泉・・・そういったところに車で行き、そこで仕事をしてみたらいいのではないか。

「やってみてから決めよう」

ということで、僕のカーテレワーク活動が始まりました。

カーテレワークのメリット

何度かカーテレワークをやってみて、そのメリットはカフェを超えるものでした。

数々のメリットの中から今回は2つほどご紹介します。

毎回何かを注文しなくていい

カフェに行ったら、何も注文せずに座っているのは基本NGだと思っています。

しかし、僕は朝しかコーヒーを飲みません。紅茶はもっと飲みません。ジュースも飲みません。

日中は基本「水」です。

カフェで飲み物を注文すること・・・たまにならいいです。

でも、毎日カフェで仕事をするとなったら、(別にいらないのに)500円くらいのコーヒーやソフトドリンクを頼まなくてはいけなくなります。

これをずっと続けると、結構な出費になります。

一方、カーテレワークであれば、家から水を水筒に入れて持っていけば事足ります。

もし、麦茶などを飲みたければネットで「箱買い」しておいて、それを出かけるときに持っていけば節約にもなります。

どうしても出先で飲み物が必要なら自販機で買えます。

一杯500円以上するコーヒーに比べて、めちゃくちゃ安いです。

(僕は3年以上お昼ごはんを食べていませんが)お昼ご飯を食べたければ、自分でおにぎりやらサンドイッチやらを自宅で作ってピクニック気分で持っていけば、さらなる節約にもつながります。

「ガソリン代がかかるでしょ〜」と思う人もいるかもしれません。

しかし、片道30分以内のところであれば、公共交通機関+カフェにかかるお金よりもずっと安いです。

「節約」の意味でもカーテレワークは非常に効率的です!

「質の良い休憩」を効率よく取れる

例えば、カフェで席をとり、一人で数時間いるとしましょう。

どこかへ気晴らしに行きたいとき、荷物はどうしますか?

防犯上、荷物をそのままにしてどこかに散歩に行く人はいないでしょう。

おそらくカフェを出て、違うところへ移動するか。そしてまた別なカフェへ行くか。

人が集中できる時間は、長くてもせいぜい90分と言われています。

これはあくまで「限界値」であり、基本は1時間弱の人が多いです。

60分ごとに「質の良い」休憩を取ること。

それが、次の60分を集中しながら効率よく使うためには、非常に重要になってきます。

一方、「質の良い休憩」を取らないということは、(自分が仕事をしていると思っていても)生産性が爆下がりしているという状態です。

そんな「質の良い休憩」を取らずに、労働時間長く働く日本人は、先進7カ国G7の中では生産性が常に最下位です。

それでは、そもそも「質の良い休憩」とは何か。

野外で体を動かすこと」が質の良い休憩につながるという研究結果が出ています。

一方で、スマホやタブレットで動画を見たりすることは、精神科医の樺沢紫苑さんによると、脳科学的に「質の良い休憩」にはならないそうです。

この考えでいくと、数時間そのカフェにいるとして、仕事の合間に「質の良い休憩を取ること」できますか?

一方、カーテレワークではそれが可能です。

僕が行なっているのは、まず車で山・湖・森・海などへ行き、駐車場に車を停めます。

50〜60分集中して仕事をし、その後10〜15分自然の中を歩きます。

ちなみに集中して長時間座り続けることは、飛行機などと一緒でエコノミー症候群になる可能性もあるので、お勧めしません。

どこに行くかにもよりますが、「自然の中で体を動かす」ということが、カーテレワークであれば、可能になります。

オン・オフの切り替えがカフェよりもずっと効率よくでき、「質の良い休憩」を取ることが可能になる。

結果、仕事の生産性や創造性が非常に高まる。

最近、スウェーデンの大学の先生と共同で行っているプロジェクトのミーティングを行ったのですが、僕が提出したレポートのクオリティが研究室やホームオフィスで作業した時よりも、高かったということを言っていました。

理由を説明すると、「もっとカーテレワークしたほうがいい!」ということでした。

面白いですよね。

みんな最初は「は?(笑)」から始まるのに、仕事で目にみえる成果が出てくると「もっとやれ!」と言うようになる。

仕事における「生産性」を上げる意味でカーテレは非常に効果的なのです!

まとめ

今回は最近始めた「カーテレワーク」について、そのメリットをお話しさせていただきました。

カーテレワークで、Well-beingを高めながら仕事もプライベートも楽しんで行ける。

もちろん、カーテレワークは都市圏に住んでいる方々にとってはハードルが高いかと思いますし、そもそも車を持っていない方々もいると思います。

しかし、地方に住んでいる人で車を持っている人。そして、職場に行かずとも仕事をできる人にとっては、効率の良い働き方の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

僕は、カーテレワークをとりあえず今年いっぱい続けてみようと思っています。

今回の記事を読んで、皆さんの中でさまざまな疑問も生まれてきたかと思います。

カーテレワークには何が必要なの?

カーテレワークの場所選びには何を考えたらいいの?

インターネットはどうしているの?

これらに関しては、次の記事にてお伝えしたいと思います!

それでは、皆さん!素敵なゴールデンウィークをお過ごしください!

ほんでまず!

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